さが地元就職記
新卒、UJIターンなど佐賀での地元就職体験を紹介します。今回は株式会社馬場製作所(神埼市)の西川慧太さんを紹介します。
2018年4月9日更新
西川 慧太さん 株式会社 馬場製作所
にしかわ・けいた/茨城県生まれ。2014年、神埼市在住の妻と出会い、佐賀への移住を決断。2016年3月、株式会社馬場製作所に入社。鉄構部に配属され、建築鉄骨製作に携わる。
結婚を機に、佐賀へIターン
■茨城県からのIターン。きっかけは何でしたか。
生まれも育ちも茨城県牛久市で、工場機械の吸気や排煙をする配管工事の仕事をしていました。プライベートではお笑いが好きで、東京であるライブやイベントによく行っていました。3年前のある日、私がファンだったお笑い芸人のイベントが新宿で開かれ、ファン同士が交流する機会がありました。そこで今の妻と知り合い、意気投合しました。
ただ、私は茨城、妻は神埼市内に住んでいましたので、いざ結婚という話が出たときに「どこに住むのか」が大きな問題となりました。妻は仕事柄、神埼を離れづらい環境にありましたので、「じゃあ僕が佐賀に行く」ということになりました。
周りの協力に感謝 サガン鳥栖にも出会う
■縁もゆかりもない佐賀へ、不安はありませんでしたか。
すごくありました。三重県から西へは行ったこともありませんでしたし、佐賀について何のイメージもありませんでした。ただ、どこで暮らすにも仕事をしなければなりませんから、まずは転職先を探すことにしました。
2016年の正月、あいさつも兼ねて神埼市を訪れましたが、そこで佐賀県庁で就職相談会が開かれていると聞き、足を運びました。同じような仕事は見つかりそうになかったのですが、県しごと相談室の担当者からさまざまな仕事を紹介してもらいました。その中の一つが当社で、鉄骨加工などの経験はありませんでしたが、面接を経て縁が生まれたこともありお世話になることに決めました。それからは一気に話が進み、同年2月29日に佐賀へ引っ越しし、3月1日には入社しました。
■佐賀に住んでみていかがですか。
まず何より、人同士の距離が近いと感じます。近所の皆さんから「茨城から来た人よね。困ったら何でも聞いて」と言ってもらえます。郷里にも似たような田園風景が広がる地域はありますが、これほどの近所づきあいはありません。昔から、近くの人同士が助け合って暮らしてきた地域なんだなと感じています。
■お休みの日は何を? 今後の目標もお聞かせください。
会社の先輩にサガン鳥栖の試合に連れて行ってもらって以来、サガン鳥栖にどっぷりとはまってしまいました。とにかくがむしゃらなプレースタイルが好きですね。娘はまだ6カ月でいつも観戦に連れて行くことはできませんが、家族みんなでホームゲームを観戦できるようになればうれしいですね。
鉄骨の切断・穴あけや、部材を溶接したりする作業はある程度できるようになりましたが、まだまだスピードや出来栄えなどの面で先輩たちには到底かないません。技術面での鍛錬も必要ですが、いつか設計の仕事もできるようになりたいですね。